車の査定を受ける前に、「洗車をしたほうがいいの?」と疑問に感じる方は多いのではないでしょうか。
せっかく愛車を売るなら、少しでも高く評価してもらいたいですよね。
そこで、「洗車をすれば査定額が上がるのでは?」と考える方もいらっしゃると思います。
結論からいうと、査定前の洗車はオススメですが、洗車だけで査定額が上がるわけではありません。
洗車をするうえで大切なのは、車の状態を正しく確認してもらい、適正な評価を受けられる状態にしておくことです。
この記事では、現役中古車営業マンの視点から、
- 査定前の洗車が必要な理由
- 査定前に洗車をするメリット
- 査定額への影響
- 洗車時に注意したいポイント
などについて詳しく解説します。
これから査定を受けようかと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください!
査定前に洗車はした方がいい?
結論からいうと、査定前には洗車をしておくのがオススメです。
ただし、洗車をしたからといって査定額が上がるわけではありません。
洗車の目的は車をきれいに見せることだけではなく、査定士が車の状態を正確に確認しやすくすることや、「大切に乗られてきた車」という良い印象を与えることです。
ここでは、査定前に洗車をオススメする理由や、査定額への影響について詳しく解説します。
基本的には洗車してから査定を受けるのがオススメ
査定前は、できるだけ洗車をしてから査定を受けることをオススメします。
車がきれいな状態であれば、査定士がボディの傷やへこみを確認しやすくなり、スムーズに査定を進められるからです。
マコトまた、きれいに手入れされた車は「普段から大切に乗られてきた車」という印象を与えやすくなります!
もちろん、洗車をしただけで査定額が上がるわけではありませんが、査定士に良い印象を持ってもらえることは決してマイナスにはなりません。
短時間で終わる水洗いだけでも十分なので、査定前にはできる範囲で車をきれいにしておきましょう。
洗車をしても査定額が上がるわけではない
査定前に洗車をしておくことはオススメですが、洗車だけで査定額がアップするわけではありません。
中古車の査定では、
- 年式
- 走行距離
- グレード
- 車の状態
- カラー
など、さまざまな要素をもとに査定額が決まります。
そのため、汚れている車を洗車したからといって、数万円単位で査定額が高くなることはありません。
しかし、洗車には「車の状態を正しく評価してもらいやすくする」という大きなメリットがあります。



ボディの傷やへこみが確認しやすくなることで、査定士も適正な評価をしやすくなります!
査定額を上げるための決定的な対策ではありませんが、少しでも良い状態で査定を受けるための準備として、洗車は効果的だと言えるでしょう。
査定士が車の状態を確認しやすくなる
査定前に洗車をしておくことで、査定士が車の状態を正確に確認しやすくなります。
査定では、
- ボディの傷やへこみ
- 塗装の状態
- 補修跡
など、細かな部分までチェックします。
しかし、泥汚れや水アカが付着していると、本来確認できるはずの傷や劣化が見えにくくなることがあります。
車が汚れていても査定自体は可能ですが、汚れによって状態確認が難しい部分があると、査定士は慎重に評価せざるを得ないんですよね。



その結果、車の状態を正しく伝えられない可能性もあります⋯。
査定士に適正な評価をしてもらうためにも、査定前には簡単な洗車をして、車本来の状態が分かるように準備しておくことが大切です。
査定前に洗車をするメリット
車を査定に出す前に洗車をしておくことは、査定額を上げるためではないのはここまで話したとおりです。
しかし、洗車には査定士に良い印象を与えたり、車の状態を正しく確認してもらいやすくしたりするメリットがあります。
中古車の査定では、車の状態だけでなく、どのように扱われてきた車なのかという印象も査定時の判断材料のひとつになります。
ここでは、査定前に洗車をするメリットについて、査定士の視点も交えながら詳しく解説します。
大切に乗られてきた印象を与えられる
査定では、
- 年式
- 走行距離
- グレード
などの客観的な情報だけでなく、車全体の状態や扱われ方も確認されます。
きれいに洗車され、車内も整理された状態の車は、「普段から大切に管理されてきた車」という印象を持たれやすくなります。



実際に査定を行う側から見ても、外装や内装がきれいな車は、オーナーがメンテナンスを意識して乗ってきたことが伝わりやすいです!
もちろん、印象だけで査定額が変わるわけではありません。
しかし、同じ条件の車であれば、状態が良く見える車の方が確認もしやすく、査定士とのやり取りもスムーズになります。
査定前の洗車は、車を少しでも良い状態で見てもらうための大切な準備のひとつです。
傷やへこみを正確に確認できる
洗車をしておくことで、査定士がボディの傷やへこみを正確に確認しやすくなります。
査定では、ボディの状態を細かくチェックし、小さな傷や補修跡、塗装の状態なども評価の対象になります。



しかし、泥汚れや水アカが付着していると、細かな傷が見えにくくなり、車本来の状態を判断しづらくなることがあるんですよね。
車が汚れた状態でも査定は可能ですが、汚れによって確認できない部分がある場合、査定士はリスクを考慮して慎重に評価することがあります。
事前に洗車をして車の状態を分かりやすくしておくことで、査定士も正確な判断がしやすくなり、結果的に適正な査定額につながります。
査定前の洗車は、査定額を上げるための洗車ではなく、「本来の車の価値を正しく見てもらうための準備」と考えることが大切です。
車内清掃も一緒に行うと印象が良くなる
査定前は、外装の洗車だけでなく車内の清掃も一緒におこなうのがオススメです。
査定では、ボディだけでなくシートの汚れやフロアマットの状態、車内のにおいなどもチェックされます。
とくに、
- タバコ臭
- ペット臭
- 食べ物のにおい
などはマイナス査定につながる可能性が高いです。
一方で、車内に不要な荷物やゴミがなく、きれいに整理されている車は、査定士にも良い印象を与えやすくなります。



普段から丁寧に扱われてきたことが伝わり、車の状態確認もしやすくなります!
ちなみに、本格的なクリーニングを業者に依頼する必要はありません。
掃除機をかける、ゴミを取り除く、窓を拭くなど、簡単な清掃でも十分です。
査定前には外装だけでなく車内にも目を向け、できる範囲できれいな状態にして備えておきましょう。
査定前の洗車で気を付けたいポイント
査定前の洗車は、車を少しでも良い状態で見てもらうための手段ですが、やり方を間違えると手間や費用が無駄になってしまうことがあります。
たとえば、査定額を上げようとして高額なコーティングを施工したり、小さな傷を自分で補修したりする必要はありません。
中古車査定では、見た目のきれいさだけでなく、車本来の状態を総合的に判断してもらうことが大切です。
ここでは、査定前の洗車でやっておくべきことや、避けたほうがいいポイントについて詳しく解説します。
ワックスやコーティングはしなくていい
査定前に少しでも車をきれいに見せようとして、ワックスをかけたりコーティングを施工したりする方もいます。
しかし、売却前に費用をかけてまで施工する必要はありません。
確かに、ワックスやコーティングによってボディのツヤが出て、見た目の印象が良くなることはあります。
しかし、その費用以上に査定額が上がることは少なく、結果的に損をしてしまう可能性が高いです。
中古車の査定では、ボディのツヤよりも年式や走行距離、車の状態、市場での需要などが大きく評価されます。



査定前は、汚れを落とすための洗車や簡単な車内清掃を行う程度で十分です!
お金をかけるよりも、ありのままの状態で適正な評価を受けることを意識しましょう。
傷を隠すための補修はしない
査定前にボディの傷やへこみが気になり、自分で補修しようと考える方もいるかもしれません。
しかし、傷を隠すための無理な補修はオススメできません。
市販のタッチペンなどで簡単に補修すると、一見きれいになったように見えても、プロの査定士には塗装の違いや補修跡が分かることがほとんどです。



場合によっては、「何か修理をしたのではないか」と確認が必要になり、逆に車の状態を詳しく見られる可能性もあります!
また、傷やへこみの修理費用をかけても、その分だけ査定額が上がるとは限りません。
査定前は傷を隠すことよりも、洗車や清掃によって車を本来の状態で見てもらえるように準備することが大切です。
洗車が難しい場合は水洗いだけでも十分
査定前に時間がなかったり、本格的な洗車をするのが難しかったりする場合、簡単な水洗いだけで十分効果があると言えるでしょう。
査定で大切なのは、車を新車のようにピカピカにすることではなく、査定士が車の状態を確認しやすい状態にしておくことです。
ボディに付着した泥やホコリ、水アカなどを落とすだけでも、傷や塗装状態が分かりやすくなります。
また、洗車に時間や費用をかけすぎる必要はありません。



ホースや洗車機を利用して汚れを落とし、最後に水分を拭き取る程度でも十分です!
大切なのは「きれいに見せるために手をかけすぎること」ではなく、「車本来の状態を正しく評価してもらうこと」です。
無理のない範囲で、できるだけ準備をして査定に臨むようにしましょう。
洗車に関するよくある質問
査定前の洗車は洗車機を利用しても問題ない?
査定前の洗車は、洗車機を利用しても問題ありません。
ただし、洗車機では細かな部分の汚れが残ることもあるため、時間に余裕があればドアの隙間やホイール周りなども軽く掃除すると、よりきれいな状態で査定を受けられます。
雨の日の査定はマイナスになる?
雨の日に査定を受けても、基本的に査定額がマイナスになることはありません。
ただし、雨でボディが濡れていると、小さな傷や塗装の状態が確認しにくくなる場合があります。
とくに、細かな傷や補修跡などは晴れた日のほうが確認しやすいため、可能であれば天気の良い日に査定を受けるほうが安心かもしれません。
コーティング施工車は伝えたほうがいい?
コーティングを施工している場合は、査定士に伝えておくことをオススメします。
コーティング自体が必ず査定額アップにつながるわけではありませんが、ボディの状態を良好に保つためにおこなっていたメンテナンスとして評価される場合があります。
ただし、コーティングにかかった費用がそのまま査定額に上乗せされるわけではありません。
あくまで車を大切に管理してきたことを伝える材料のひとつとして考えるようにしましょう。
車内のにおいも掃除した方がいい?
車内のにおい対策は、査定前にできるだけおこなっておくことをオススメします。
とくに、タバコ臭やペット臭、強い芳香剤のにおいなどは、次の購入者が気にするポイントになるため、査定額に影響する可能性が高いです。
完全ににおいを消すことが難しい場合、少しでも清潔な状態にしておくことで、査定士に良い印象を与えやすくなります。
忙しくて洗車できない場合はどうすればいい?
時間がない場合は、無理に洗車をする必要はありません。
査定額は洗車の有無だけで決まるものではなく、年式や走行距離、車の状態などをもとに総合的に判断されます。
ただし、車内のゴミを片付けたり、目立つ汚れを落としたりするだけでも印象は良くなります。
できる範囲で車を整えておけば十分です。
まとめ
今回の記事のポイントをまとめると、次のとおりです。
- 査定前の洗車は必須ではないが、できる範囲で行うのがオススメ
- 洗車によって傷やへこみを確認しやすくなり、適正な査定につながる
- 洗車をしても査定額が上がるわけではない
- 高額なワックスやコーティング、傷の補修をする必要はない
- 外装だけでなく、車内清掃やにおい対策も印象アップにつながる
査定前の洗車は、査定額を大きくアップさせるためのものではありません。
しかし、洗車をしておくことで車の状態を正しく確認してもらいやすくなり、査定士に良い印象を与えることができます。
査定前の洗車は、「査定額を上げるため」ではなく、「愛車の価値を正しく評価してもらうため」の準備です。
査定を受ける前には、無理のない範囲で車をきれいに整えて、少しでも良い状態で査定に臨みましょう。

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